一人旅 4日目 モンペリエ


転職の合間にある休日を活用しての、フランスを中心とした一人旅をしました。テーマは自分のことくらいは自分で決める!」。ツアーではない、全6日間の未知の旅・・・どうなるのでしょうか。4日目はマルセイユからモンペリエへと移動しました。

◆2010年1月16日(土)

今朝はゆっくり、7時30分に起床。ビュッフェが9ユーロということで、迷わず足を運びます。ショコラ(=ココア)がうっとりするほどおいしくて、クロワッサンとともにおかわりをし続けずっと口にほうばっていました。

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旅を総括すると、ここでのビュッフェが最高峰でした。もはやパンばかり食べていますが。

ホテルというよりはプチホテルで、設備も新しく非常に快適です。

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出発前に日本で予約したホテルの条件は、無料の駐車場つき・無料の無線インターネットあり・バスあり・ドライヤーあり。これだけでも、なかなか見つからないものです。

何はともあれ、移動する必要があります。「なんとなく」の方角だけ定めて、まずは運転に慣れる努力です。

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ふと、遠出の前にカーナビの電源をなんとか確保しようと考えました。カーナビの操作は直感的に理解できたので、一番近くのレンタカーの営業所を探し出し、移動すること約1時間。駆け込んで調べてもらうと、電源のコネクタはなんと後部座席にありました。こんなのわかるかーーーっ! 営業所の人も肩をすくめて苦笑いしていました。何はともあれ、これで安心してカーナビを使えます。

高速道路が発達しているようで、気がつくといつしか高速道路を走っています。マニュアル車なので、特に一般道路よりは楽に走れます。見慣れない標識が楽しくて仕方がありません。

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今の段階ではどこへ行くかを確定していないため、着の身着のまま移動することにします。

たまに高速道路をおりて一般道路を走り、見晴らしのよいところでクルマを止めます。

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それにしても何なのでしょうね、この、ふざけたナンバーは。(前後の数字は消してありますが)

しばらくテキトーに進むと、高速道路の料金所がありました。料金所の写真撮影なら自信があります。と、いうことで、手前で停車してパチリ。

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フランスは日本よりもクレジットカードの利用が普及していて、料金所でもクレジットカードの挿入口があって気軽に通行できます。

先へ進むと、

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またもや料金所です。よく見ると、ETCに値するものもあるようです。

フランス語を話すカーナビだけを頼りに、マルセイユ(Marseille)の隣の街であるモンペリエ(Montpellier)へと向かうことにします。分岐の案内板にどちらもモンペリエと書かれていたりしても、運転で手一杯の走行中には判断できません。

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高速道路をひたすら走ります。この段階において、そして、帰国した今の今まで「距離」について感覚はまるで持ち合わせていませんでした。

おそらく、高速道路を降りる場所を間違えていたのでしょう。一般道路を走り、小さな、少しばかり寂れた町中を通過します。

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見晴らしのよい低い峠を越えます。今となってはどこを走っていたのかはわかりませんが。

スーパーマーケットを発見。買うものはないのですが、立ち寄ってみることにします。

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当然のことながら店舗は広く、品揃えが豊富です。うろうろしているだけで楽しくなってくるというものです。

再び高速道路へ。モンペリエの市中への高速道路の出口ではまったのはかなりの渋滞で、かつ、前の車に乗っていた2人は終止チュッチュチュッチュしていました。渋滞の原因は出口付近での検問のようで、数十人の警官が通行するクルマをたえず監視。その場面を撮影する勇気はありませんでしたが。

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せっかくなので、たまたま通りがかった巨大なショッピングセンターに行ってみることにします。地下の駐車場に車を停めて、地上へ向かいます。

ここは、「Centre commercial Odysseum」。形式や形状は日本にあるショッピングセンターと同じ。約2,000台分のクルマが収容できるパーキングを持つ規模です。建物へ入ってみると、想像以上に大きいスーパーマーケットがありました。先は遠すぎて見えません。

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外へ出てみます。あ、日本でもまだ行ったことのないIKEAが隣接している!

IKEAの写真を撮ろうとした時、目の前を楽しそうな乗り物が通過しました。

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せっかくなので、IKEAへ入ってみることにします。お客さんがたえず入店していて、かなりの盛況ぶりが伺えます。

時折テレビで見たことのある光景が広がっています。もちろん、私が買うべきものはここにありませんが。

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行列のできるレジを横目に抜けると、軽食を食べることのできるIKEA FOODなるカウンターを発見。そろそろ何かを食べておくタイミングです。

日本ではどこで売っているのかがいまいちわからないマカロンを、気軽に買うことができます。

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例によって例のごとく、気軽な指差しオーダーで2ユーロ支払って手に入れたのがこのセットです。飲み物はフリー。どことなく悲しげなのは、持ち運んだときに少し倒れたサンドイッチからレタスがこぼれたからだと思われます。

おなかも少しはふくれたので、引き続きショッピングセンターにてウインドウショッピングとしけこみます。かわいいもの、かっこいいもの、いろいろあります。フランスと言えばありました、レミーのおいしいレストラン。

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なんと偶然にも、歩いているとApple Store – Odysseum(アップルストア オデッセウム)を見つけました。2009年(平成21年)12月にオープンした、フランスで2店目となる店舗です。

建物が周囲と連結している、1階建てになっています。

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せっくなので自分のサイトを表示したみたことは言うまでもありません。設定を変更することなく日本語も表示できるなんてすごいなーなどと考えつつ、外へ出ます。

驚いたのは、ショッピングセンターの中に列車が停まったこと。ショッピングセンターを含む周囲の複合施設と連絡するための列車のようです。

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そろそろ移動しよう、ということで、ショッピングセンターを後にします。カーナビが「衛星をロストしました」的なことを言い方角を失ったままになったので、再起動してあらためて設定を丁寧に見ていくと、言語を変更できることを発見、「JAPANESE」なる文字を見つけました。様子を見ていると、画面表示は設定どおりの英語、音声案内はなんと! 日本語になりました。

予定では翌日の早朝に向かう目的地へ、「まあ、すぐに着くだろうから、今から行っちゃえ」という、今考えてもひどすぎる発想だけを原動力として、ガイドブックの大まかな地図とカーナビを頼りに進みます。

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時計を見ていなかったのですが、この時はどうやら16時頃だったようです。

目的地までの距離や時間を把握していないにもかかわらず、日没前には着きたいなあという希望だけはあり、微妙な焦燥感にかられながらハンドルを握ります。

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野を越え山を超え進みます。写真がひどいのは、日没時間だけを気にしはじめているからです。

日も暮れてきて、もしかして道路どころか方角も間違えているのかも・・・という不安がわいてきた頃、着いた、着きました! 

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知る人ぞ知る世界一高い高架橋、ミヨー橋(Viaduc de Millau)です。主塔の高さは、エッフェル塔や東京タワーよりも高い343メートル。出光興産のテレビCMで見たことがある方も多いのではないでしょうか。

いつの日にか渡ることができればいいなあと考えていた橋。渡ることができました。

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橋を渡り、一望できる場所へと到着。時刻は18時になろうとしていました。

ふもとの町にも夜の帳が下り始めています。ふと辺りを見渡すと、いるのは私一人。時間で閉館になっているミヨー橋の建設に関する資料館と、橋を見下ろすことができそうな小山へと続く小道がありました。資料館は涙を飲んであきらめて、小道を駆け上がることにします。

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折り返しの坂をショートカットすべく、泥にまみれた道なき道を小走りで登り、5分ほどで展望台のような空間に出ました。暗闇の中に、世界一高い高架橋が浮かび上がります。
CMで見るような雲の上に架かる光景を観るためには、季節と時間と天気が限定される、一見には厳しい条件をクリアしなければならず、日本にいるときからあきらめていました。だからといっていきなり行くところでもないわけですが。ライトアップされた橋を観ることができたということでよしとします。

来たということは、帰らねばなりません。帰国した今、調べてみたところ、ミヨー橋から帰るべきマルセイユまでは約272km。東京駅から名古屋駅まで約267kmなので、ほぼ同じ距離のようです。

夕方から思い立って名古屋まで行き、30分ほど観光して東京へ帰るという行動は当然、日本にいたらありえません。パッと地図を見て「うん、いける」と思うまともではない精神がなせる技です。胸をはって言えることではありませんが。
距離のことなど頭にないので、大変だということに気がついていません。ミヨー橋を再び渡るべく進み、Uターンもポイントを見落とし5kmも無駄に進むというシーンも見受けられましたが、この頃にはほとんどエンストもせず、降り出した雨の中、快調に帰路を進みます。

2時間ほど走った頃、そろそろ給油をしなければということでガソリンスタンドへ立ち寄ることにしました。

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フランスはほとんどがセルフ、方法は日本と同じなので、ガイドブックを読みながら気軽に給油します。

満タンまで入れちゃいます。きちんと写真を見てくださっている方は「うわーーーーーっ!!」と声を上げてくださっているのではないでしょうか。私だってビックリです。そうです。私の、大げさに言えば人生で5本の指に入る失敗は、ここで行われました。

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自分の責任を明日の自分に押しつけた私は給油を終えて、近くにあった日本でいうところのサービスエリアにあるお店へ入り腹ごしらえすることにします。

気軽に買うことができる巨大なサンドイッチもありましたが、もう、パンはいらないです。

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なので、これにしました。食後はコインをカウンターへ持っていくことで、カフェをもらうことができます。

とにもかくにも、一心に帰路へ向かうだけです。いくつ超えたかは覚えていない料金所は、クレジットカードを入れるだけで通過できるところもあれば、通行券を受け取りクレジットカードとともに渡すところもありました。

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昨晩と同じ宿泊先のキリヤード マス デ オリヴィエ(Kyriad Mas des Oliviers)に着いたのは22時過ぎ。4時間30分ほどで無事に(?)帰ってくることができました。

最後の料金所で支払いのために停まり再び出ようとした際、エンジンがかからず焦りました。これが、翌日の試練の序章だったということは知る由もなかったわけですが。


コメント

  1. ★おおがみ より:

    >>flexieさん
    ありがとうございます。
    書き応えがあります。

    >>realdeadmanさん
    完全に、ハイになっているわけですよね。
    本当に日本は狭いのかもしれません。
    高速道路が1,000円のうちにめぐっておこうかなー。

    >>ヤッチャンさん
    CMを見ているだけでは我慢できなくなりまして、走りにいきました。
    ミヨー橋は、いつの日か空から観たいです。

    >>まめさん
    そうなのです!
    フランスにはアップルストアしかないのかなと思わせられるほどでした。

    >>ぼんじさん
    アップルストアで給油できたかは定かではありませんが、ひとつ言えることは、私自身、パンばかり食べていたということです。
    肝心な私の給油ポイントを探しきれていなかったということですね。

    >>ゴローさん
    そうでした、そうでした。
    忘れていました。
    気をつけます。

  2. ゴロー より:

    アッー!
    でも給油中の電子機器使用はほんとは避けましょう

  3. ぼんじ より:

    車はガソリンスタンドで給油し、
    おおがみさんはアップルストアで給油。
    給油ポイントを事前に調べるのって大切なんですね。

  4. まめ より:

    偶然にもアップルストアに通りがかる事多いですよね。ね。

  5. ヤッチャン より:

    車も運転されていたんですね!!
    私も、おおがみさんの写真を見させてもらって、ミヨー橋走行してみたくなりました。

  6. realdeadman より:

    旅は不思議ですよね。東京~名古屋間の距離を何の躊躇いもなく「行ける」じゃなくて「行こう」って思って行けちゃいますからね。それだけ狭い日本で生きているんだぁーーと思わされます。

  7. flexie より:

    読み応えあるわー。続きが楽しみ。