転職の合間にある休日を活用しての、フランスを中心とした一人旅をしました。テーマは自分のことくらいは自分で決める!」。ツアーではない、全6日間の未知の旅・・・どうなるのでしょうか。2日目は終日、パリをめぐります。
◆2010年1月14日(木)
8時過ぎに起きるも、あたりが暗くて混乱。調べてみると、この日のパリの日の出は8時40分とのこと。何にしても出かけねばなりません。
考えてみれば、昨日は疲れに疲れて手に取ったこともないフランス語を武器に戦う気力もなく結局、何も食べず、水も買えずに寝てしまいました。なので、今日は朝から腹ごしらえ。小さなパン屋を見つけて指指しと眼力でクロワッサンを1個購入。
パリには賑わう朝市が多くあるという情報をもとに、たどり着いたるはサン・カンタンの市場。どこでどう間違えたか、お客さんが誰もいない市場でした。
パリに来たら行かなくてはならない場所、カフェ。と、いうことで、人の出入りの多いカフェに入って「S’il vous plait.(お願いします)」と一喝。Café expressoとToastsをメニューで指差しオーダーするも、トーストはできないらしく、フランスパンがでてきました。なんておいしいんだ。
ガール・デュ・ノール駅(Gare du Nord)から4号線・7号線と乗り継いでシュリーモルラン駅(Sully Morland)で下車します。メトロへの移動中、これだけは欠かせないということで自動販売機にてミネラルウォーターを購入。
心なしか、メトロの駅そのものがかっこいいのではないかと感じてきました。
地上に出て、レンタル自転車を発見。しかし、無人かつ何かしらのカードが必要なようなので断念。
映画「レミーのおいしいレストラン」で登場したセーヌ川、左手にはサン・ルイ島が見えてきました。どのような地形なのか、どのような歴史があるのかは何せ便利なご時世、Googleでお調べください。
サン・ルイ島に渡って見えてきたのはサン・ルイ教会です。パリを歩いているんだーという感覚が強くなってきました。
トゥルネル橋を渡る途中で、中央にシテ島が見えてきました。
シテ島にあるのはドラマ「のだめカンタービレ in ヨーロッパ」で登場したノートル・ダム大聖堂。
警察庁は改装中のようです。
少し歩くだけでいろいろな建築物が目に飛び込んできて、なかなか歩みが進みません。橋を渡って見えたのはサン・ジャック塔です。塔などというものはテレビゲームでしか見たことがなかったわけで、しげしげと見上げます。
リヴォリ通りを進んでみます。
パリの中心部は、ルーヴル美術館/ルーヴル宮・カルーゼル凱旋門・カルーゼル庭園・コンコルド広場・シャンゼリゼ大通り・凱旋門と、一直線に並んでいます。四方が建物で囲まれているルーヴル宮から、ルーヴル美術館へ向かって歩きます。
あまりにも有名なガラスの三角形がご登場。地下にはルーヴル美術館があります。
パリに来てルーヴル美術館に入らないのかという声が聞こえるような気もしますが、今回は未来の自分へ譲ることにします。
カルーゼル凱旋門は犬も見上げるご様子。
ルーヴル美術館の地下にショッピングセンターがあります。地上とは逆さになってる三角形を発見。
なんと偶然にも、すぐ脇にApple Store – Carrousel du Louvre(アップルストア カルーセル・ド・ルーブル)を見つけました。2009年(平成21年)11月にオープンした、フランスで初めてとなる店舗です。
透明な螺旋階段がある、2階建てになっています。
せっくなので自分のサイトを表示したみたことは言うまでもありません。設定を変更することなく日本語も表示できるなんてすごいなーなどと考えつつ、地上へ出ます。
カルーゼル庭園へ来ました。ものすごく優雅です。
中央の大きな噴水からルーヴル美術館の方面を見てみると、これまた優雅です。
ふと時計を見ると13時。先へ歩くとコンコルド広場に出る位置で、あわててテュイルリー駅(Tuileries)から1号線・12号線と乗り継いでモンパルナス ビヤンヴニュ駅(Montparnasse – Bienvenüe)で下車します。フランス国鉄(SNCF)のモンパルナス駅(Gare Montparnasse)へ。などとあたかもすらすら移動したように綴っていますが、SNCFがフランス国鉄のことだということやメトロとフランス国鉄の駅とが異なることなどは、帰国してからわかったことです。
現地でわかったことは、トイレが改装中で使えなかったことと、警備の人々が銃を構えていたことだけです。
言葉はわからずとも、必死で動くと何とかなるものです。シャルトル駅(Chartres)までの往復切符を購入。
おっ、これに乗るのだなー、かっこいいなあ。
と考えていたら、こちらでした。まあ、いいです。乗る電車さえ間違えなければ。
電車に乗ること約1時間15分、シャルトルに到着しました。またもやGoogle Chromeの広告。
駅から上り坂を歩くこと数分、世界遺産のノートルダム大聖堂(シャルトル大聖堂)のお目見えです。お目見えとはいっても、こちらから向かったわけですが。
古くから残るすべての建築物に言えることは、間違いなく圧倒的な存在感があるということです。
生まれて初めて大聖堂の中へ入りました。
他の追随を許さないステンドグラスの美しさは、観る者の心のすべてを洗い流すかのようです。
当然ではありますが、実際に観るステンドグラスは、写真で伝えきれるものでもありません。どんなに写真がうまい人でも無理に違いありません。
いくばくかお腹がすいてきたので、案内の広告に従って歩くと迷うことなくマクドナルドに到着。
ロイヤルチーズなる6.30ユーロのセットをオーダー。1ユーロ=約128円として換算すると約800円。安いとは言いがたいです。
SNCFに乗ってモンパルナス駅へ戻ります。
まだ観ていない凱旋門を観るべく、モンパルナス ビヤンヴニュ駅(Montparnasse – Bienvenüe)から6号線に乗車。ちょうど会社員が帰宅する時間にあたり、日本と同じようなラッシュを体験です。
メトロが地上を走ると、昨日は曇ってよく見えなかったエッフェル塔が美しく輝いていました。と、いうことで、ビラケム駅(Bir Hakeim)で下車。もはや地図なしで移動できる場所は、必然的に小走りとなります。昨日は観ることができなかった上のサーチライトがくっきりとしていました。
定期的に、全体がキラキラと輝いています。どれだけエッフェル塔が好きなんだという独り言を口にし始めたので、凱旋門へと急ぎます。
ビラケム駅(Bir Hakeim)から6号線に乗りシャルル・ド・ゴール エトワール駅(Charles de Gaulle – Étoile)で下車。地上に出ると、凱旋門と周りを狂ったように走行する自動車が目に飛び込んできました。
どうしてこのようなことになっているのかは、この数日後に身をもって知ることになります。
昼間たどり着くことができなかったコンコルド広場へ向かって、シャンゼリゼ大通りを、今度は凱旋門を背に歩きます。斜線が異様に多く、かつ横断歩道の信号が唐突に変わるため、車道での写真の撮影は命がけです。
車道だけでなく、歩道も尋常ではないくらい幅がとられています。遠くに見える観覧車まで歩くことにしました。
と、いう間違った判断が、足の痛みを誘います。にぎやかだったシャンゼリゼ大通りは、道路の幅はそのままに、途中で急に人気がなくなりました。3駅分、約2kmを歩くとコンコルド広場に到着。目の前に輝く観覧車は、徒歩の疲れをいやしてはくれませんでした。
昨日と同じホテルApollo Gare du Nordへ帰るため、コンコルド駅(Concorde)から12号線・4号線と乗り継いでガール・デュ・ノール駅(Gare du Nord)へ。メトロの駅の出口は、切符が不要な自動ドアです。
大好きな映画であるボーン・シリーズの第1作「ボーン・アイデンティティ」でも登場したガール・デュ・ノール駅(Gare du Nord)。映画に近いアングルでパシャリ。
ホテルへ着くと時刻は21時。もう、くたくたです。そんなこんなで2日目は終わりました。考えてみれば夕食を食べてはいませんが、まあ、いいや。
リアルタイムで更新しようとしていましたが、明日も早いので断念。今考えれば、このような単純な観光ほど楽なものはなかったわけですが。
気持ち露出1/2うp希望
あと、お土産はVelib1台お願いします
(借りられませんでした?日本語も使えたと思ったけど)
ルーブルの中にApple storeが?なんか素敵。行ってみたい。
私はルーブルに3回行って3回とも休館日でした。
なのでまだ一度も見た事がありません。モナリザめ。
>>ゴローさん
露出1/2、了解しました。
あ、Velibという名称なのですね。
調べるのを怠ってしまいました。
なんとかがんばって乗ってみることにします。
いろいろとご指摘、ありがとうございます!
>>flexieさん
3回も行かれるとは!
で、3回も休館だったとは!
嫌がられているのでしょうか、モナリザに。